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CISCO大阪店

12月で閉店。大阪時代から、それこそ鰻谷のパルコにあった時からお世話になってた店やから、聞かされたときはびっくりした。
想像もしてへんことやったから、聞かされたときはショックやったんやけど、今でも大阪に行った時はレコードを買ったりしてて、あそこではいろんな人と会うたし、いろんな事でたくさん世話になったところやから無くなるのはさびしい。僕以外でも何かしら世話になった人はたくさんいるはずで、みんなショックなんやないかな。
レコードを買ううえでも、実際シスコでレコードを買ってる人はたくさんいると思うし、大阪のCISCOは一店舗でいろんなジャンルのレコードがまとめて買えるっていう、東京には無い僕らDJからしたらいろんな音楽をまとめて聞ける贅沢な、有り難いレコード屋やったから、担ってた役割は大きかったと思う。


大阪のバイヤー、僕はテクノとハウスしかわかれへんのやけど、ほんまに大阪でしか買われへんレコードとかあって、たぶんストックとかちゃんとフォローしてたんやろうけど、ほんま僕が言うことやないんやけど、バイヤーは優秀やったというか、レコード一枚一枚に対してもきっちり説明書きされたボップが張ってあったり、店頭の充実っぷりは目を見張るときがあって、このきっちりした態勢は、CISCOがまだ鰻谷パルコ内にあるときから脈々と受け継がれてきたもんなんやないかと思ってる。
歴代のバイヤーをみても、例えばテクノやったら安沢さん(!)→DJやってるTEN→同じくDJyoshiki→ono、ハウスやったらTUTTLE君がずっとやっててっていうながれ。誰に変わろうが基本的なアイデンティは確実に受け継がれてきてて、実際TUTTLE君やテクノ歴代担当者はみんな音楽好きばっかりやし、そういう人が集まってきてたっていうのは、きっといい店やったんやと思う。実際ほんとのところの事情とかはわかれんから、無責任に書くことになるけど、僕ら買う側からしたら有り難い/買いやすい店やったからね。


レコード屋は音楽を支えるいろんな面で重要な役割をしてるから、レコードが買われへんようになるだけやない、音楽の大きな活動サイクルみたいなもん、例えばフライヤーを置いてもらうとか、レコード屋にサポートしてもらってイベントをやるとか、現場への潤滑油の役割もあるから、その大きな役割もCISCOは担ってて、そういうところでも微妙な影響はあるやろね。
また誰かがレコード屋を始めたり、また新たにそういう場が出来てくるしかないんやけど、ほんまに閉店なんとかなれへんのかな。東京でも、いずれレコードが店頭で買われへんようになるんやないかな。


レコードの重たさやひと手間かけて音楽を聞くっていうのは手軽さや便利さにはかなわへんのか。
レコードが重いから移動大変やし、MP3でDJやってるっていうのは僕にとっては無いはなしで、それぞれいろんな事情があるとは思うけど、やっぱりそれは怠けてる。
これはMP3に対して悪いふうに思ってるとかやなくて、DJでしかもテクノなら、アナログを使ってDJするのは、ごく当たり前のことやし、テクノが大音量で音を楽しむ音楽でもある以上、レコードを使って表現するのはごく自然なことやし、MP3にはないレコードでしか出せない音っていうのが確実にあって、僕はそれが好きやし、今までどおりレコードで音楽を楽しみたいと思うから、レコードは使い続けると思うし、それでテクノの良さが伝わればと思うし。
しつこいようやけどMP3に対して悪く思ってるとか、レコードを過剰に崇拝してるとかそういうことやないねんな。僕もレコード重くて嫌になる時あるし、MP3で音楽聞くことあるし、どちらかを陥れたいとかそういうことやなくて、レコード屋がなくなることからだいぶ飛躍してるはなしなんやけど、金払ってパーティーに来てる人に少しでも音の良い状態で音楽を提供するってごく当たり前のことなんやないかなっていう。ラーメン屋行ってカップラーメン出て来たら嫌やなって。
手軽で、カップラーメンもうまいけど。


働いてるスタッフはいきなり、プーたろう。年末のこの時期に閉店プーたろうって非情な話なんやけど、会社は会社で苦渋の決断でもあったんやないかと想像する。
スタッフ方々、関係者の方々長年お疲れ様でした。お世話になりました。


Dartriix

発売です。
2007年11月10日
¥2520(Including Tax)
dartriix_300.jpg


お互い別々のとこに居て、データをやりとりしながら曲を完成させていったんやけど、相手の顔が見えへんことと、メールだけのやりとりやったから、半野さんが返してくる音素材の意図を、自分なりに勝手な解釈で曲にしていった。それぞれの素材を活かそうと考えたけど、それがうまく出せたかどうか。曲構成や音の扱いかたなど、自分なりの手くせみたいなもんは出てしまうから、それがどこまでの範囲でokになるんやっていうところ、見極めは難しかったなあ。最終的に自分で完結させて半野さんに聞いてもらったんやけど、アルバムの作り方や曲順などは、半野さんのアイデアがベースになった。半野さんはアルバムに対しての定義みたいなもんが明確としてるから、それに引っ張ってもらう形でまとまっていった。
マスタリングはキムケン。この作業はいつものごとくキムケンが頑張った。これは作業上、半野さんとやることは無理やから、キムケンと二人、コンプレッサーのかかり具合や、個々の音域のレベル調整など、なにかと細かく作っていって、その都度それをジャッジしていって、難しさもあったけど、やりがいもあった。


僕が最初にデータを投げて、半野さんからデータを返してもらって最終的に僕が曲にしたんは3,4,5,7,10曲目。11曲目は半野さんからのリクエストで、アルバムをまとめる上でのバランスを調整する役割の短い曲がいるとのことで、これはひとりで作りました。
同じ役割の曲は6曲目もそうで、これは半野さんが作った。半野さんが他にひとりで作った曲は12曲目。これはかなり早い段階から出来ていて、アルバム制作当初からアルバムの曲順の最後にもってきたいというのは、だいぶ前から聞かされてた。
1,2,8,9曲目は半野さんが最終的に完成させたもの。個人的な感想としては僕がデータを返す時に持った完成形のイメージとあまり変わらず曲になってたんが1,2,9曲目。ほぼ全部か。最初にもらった曲の時点である程度構成が決まってたっていうのがあると思う。
イメージと違ったんは8曲目。これはアレンジを大幅に変えたっていうのがあるんやけど、半野さんのやりたいかんじがむき出しで出てるというか、半野さんがイメージするダートリックスってこういうことなんやないかって思ってて、これも勝手な解釈やけど。


次になにか作る機会があれば、少しでも一緒に作業できればと思う。ライブのリハーサルが来週からあるんで、その時に一緒にやる作業の中で、なにか次の布石になるようなことがあればええんやけど。
今回はそれぞれがイメージするダートリックスの音を、その都度それぞれが曲を完成させていった結果、それをまとめる形で、その集合体をアルバムにしたという、個別に解釈した曲を集めたものがアルバムになってるから、バラエティにとんでるんやないかと思う。それが聞きやすさや聞きにくさにも関わることなんやけど、この不確定な不明瞭なかんじが今のダートリックスの音やないかと思ってて、これは今のレーベルの音とも言えると思ってて、ある部分今の/今までのレーベルカラーを反映してると思う。


曲名は、お互い手探りしながら作ってる作業の状態を言葉にしたくて、不確定/不明瞭なイメージを連想できるようなタイトルをつけてみました。
ジャケットのデザイナーは篠塚太郎君。op.discの12inchジャケや、hubのフライヤーなどもやってくれてる、普段は超多忙な広告デザイナー。いつもシュっとした緻密なデザイン。今年のhubのフライヤーも地味やねー。