Fumiya Tanaka

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CISCO大阪店

November 14, 2007

12月で閉店。大阪時代から、それこそ鰻谷のパルコにあった時からお世話になってた店やから、聞かされたときはびっくりした。
想像もしてへんことやったから、聞かされたときはショックやったんやけど、今でも大阪に行った時はレコードを買ったりしてて、あそこではいろんな人と会うたし、いろんな事でたくさん世話になったところやから無くなるのはさびしい。僕以外でも何かしら世話になった人はたくさんいるはずで、みんなショックなんやないかな。
レコードを買ううえでも、実際シスコでレコードを買ってる人はたくさんいると思うし、大阪のCISCOは一店舗でいろんなジャンルのレコードがまとめて買えるっていう、東京には無い僕らDJからしたらいろんな音楽をまとめて聞ける贅沢な、有り難いレコード屋やったから、担ってた役割は大きかったと思う。


大阪のバイヤー、僕はテクノとハウスしかわかれへんのやけど、ほんまに大阪でしか買われへんレコードとかあって、たぶんストックとかちゃんとフォローしてたんやろうけど、ほんま僕が言うことやないんやけど、バイヤーは優秀やったというか、レコード一枚一枚に対してもきっちり説明書きされたボップが張ってあったり、店頭の充実っぷりは目を見張るときがあって、このきっちりした態勢は、CISCOがまだ鰻谷パルコ内にあるときから脈々と受け継がれてきたもんなんやないかと思ってる。
歴代のバイヤーをみても、例えばテクノやったら安沢さん(!)→DJやってるTEN→同じくDJyoshiki→ono、ハウスやったらTUTTLE君がずっとやっててっていうながれ。誰に変わろうが基本的なアイデンティは確実に受け継がれてきてて、実際TUTTLE君やテクノ歴代担当者はみんな音楽好きばっかりやし、そういう人が集まってきてたっていうのは、きっといい店やったんやと思う。実際ほんとのところの事情とかはわかれんから、無責任に書くことになるけど、僕ら買う側からしたら有り難い/買いやすい店やったからね。


レコード屋は音楽を支えるいろんな面で重要な役割をしてるから、レコードが買われへんようになるだけやない、音楽の大きな活動サイクルみたいなもん、例えばフライヤーを置いてもらうとか、レコード屋にサポートしてもらってイベントをやるとか、現場への潤滑油の役割もあるから、その大きな役割もCISCOは担ってて、そういうところでも微妙な影響はあるやろね。
また誰かがレコード屋を始めたり、また新たにそういう場が出来てくるしかないんやけど、ほんまに閉店なんとかなれへんのかな。東京でも、いずれレコードが店頭で買われへんようになるんやないかな。


レコードの重たさやひと手間かけて音楽を聞くっていうのは手軽さや便利さにはかなわへんのか。
レコードが重いから移動大変やし、MP3でDJやってるっていうのは僕にとっては無いはなしで、それぞれいろんな事情があるとは思うけど、やっぱりそれは怠けてる。
これはMP3に対して悪いふうに思ってるとかやなくて、DJでしかもテクノなら、アナログを使ってDJするのは、ごく当たり前のことやし、テクノが大音量で音を楽しむ音楽でもある以上、レコードを使って表現するのはごく自然なことやし、MP3にはないレコードでしか出せない音っていうのが確実にあって、僕はそれが好きやし、今までどおりレコードで音楽を楽しみたいと思うから、レコードは使い続けると思うし、それでテクノの良さが伝わればと思うし。
しつこいようやけどMP3に対して悪く思ってるとか、レコードを過剰に崇拝してるとかそういうことやないねんな。僕もレコード重くて嫌になる時あるし、MP3で音楽聞くことあるし、どちらかを陥れたいとかそういうことやなくて、レコード屋がなくなることからだいぶ飛躍してるはなしなんやけど、金払ってパーティーに来てる人に少しでも音の良い状態で音楽を提供するってごく当たり前のことなんやないかなっていう。ラーメン屋行ってカップラーメン出て来たら嫌やなって。
手軽で、カップラーメンもうまいけど。


働いてるスタッフはいきなり、プーたろう。年末のこの時期に閉店プーたろうって非情な話なんやけど、会社は会社で苦渋の決断でもあったんやないかと想像する。
スタッフ方々、関係者の方々長年お疲れ様でした。お世話になりました。