Fumiya Tanaka

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大阪開催について、その後

July 8, 2011

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大阪でCHAOSを開催することにしました。
開催決断までに時間を要したことで、告知の期間は決して長くはなく、1回目ということである程度の雑さと難しは想定しているのですが、今回開催時間に柔軟なアイデアを用いることが、一体どういう結末になるのか見てみたいと思っていて、人々がどういう反応を示すのかとても興味があります。できれば少しでも長くプレーし、アイデアを少しでも浸透させたいと考えています。
尚この開催は7/24開催予定のmini chaosではありません。

MINI CHAOS / 24 July 2011

June 25, 2011

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CHAOS開催について、その後

June 25, 2011

大阪開催についてですが、現在起きている状況から、これはもう従来の発想を変えて続けようと考え、デイタイムに開催することに決めました。
起きていることはそれぞれの店による環境や状況の違いで店による個体差はありますが、もちろん関西全体に起きている事と認識している判断です。
従来通りsunsuiで開催できないのは残念ですが、一番重要である音楽を楽しむということがなかなか思うようにいっていないのは大変重いことであり、時間の許す範囲内でやれることをと考えました。
パーティーの名前はminiをつけただけでそのままですが、ネーミングは個人的に気にいってます。CHAOSと違うフライヤーと内容を楽しんでもらいたいと思います。
今回第1回目ということで思うようにことが運ぶか見守りますし、イメージとしては昨年9月にliquidloftで開催したONEをイメージしているのですが、実際どうなるかはわかりません。これがうまくいくようであれば、次の展開を考えています。
関西の各店舗は一層の努力を重ねながら経営を続けていると聞きましたし、お客さんは遊びに行くところがなかなかないと聞きます。
なければ自分達で作りますが、僕を含めみんながどうやったら音楽を楽しめる場を持てるのか、DJやアーティスト、オーガナイザーがこの先どうしようとしているのか、今の状況を知ってもらいたいと思いますし、お客さんがどう楽しむことができるのか、僕も今の状況を知りたいと思います。
今回のCHAOS開催についても同様で、日本にいるDJやアーティスト、オーガナイザーがそれぞれどうしようとしてるのか、見守りたいと思いますし、注目しています。

CHAOS July 2011

June 20, 2011

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CHAOS開催について、その後

June 19, 2011

7月にCHAOSを再開することにしました。


尚当初予定していたzipは延期になりました。詳細は改めて後日発表します。


この7月のCHOASですが、3月予定していて延期になったthomas melchiorのブッキングが決定しました。彼は震災直後から日本の事を常に気にかけていて、新聞やインターネット、テレビなどで常に事の行方を心配していました。3月のCHAOSのブッキングをキャンセルにする決断をするまでには、何度もディスカッションをし、日本に行くという事に関して3月はあきらめるという決断をしました。僕としても彼には3月時点でのリスクを伝え、彼には今は日本に行かない方がいいということを告げました。限られた日数とは言えまだまだ状況は最悪のシナリオになる可能性があったことや、現時点でもそうですが3月の時点で日本に行くということは少なからず彼自身も被爆をするということになります。どこの国の人であろうが大切な友人をそんな目にわざわざ合わす状況に連れて行くことは到底できないと考えたからです。彼にとっては残念でもありセイフティでもあった決断だったのですが、予定していた2週間の滞在を5日間に減らすことや、食事や放射能飛散について引き続きモニタリングすること、汚染が多い地域では事が終わればすぐにそこを離れることを条件に、彼とはディスカッションを繰り返し、リスクも改めて告げた上で、彼は7月開催するCHAOSにジョインしてくれると言ってくれました。当初はzipが延期になった時点で、僕一人でもCHAOSをやることを決めていました。そこにジョインしてくれると言うのですから、何百倍もの力を得た開催決定になりました。彼のLIVEはどういういきさつがあろうと、常にスペシャルなLIVEですし、僕自身もとても楽しみにしています。


尚6月に予定していて延期になったricardo villalobosも日本の事を大変憂いていました。彼も気にかけている友達の一人です。延期になったzipもそうです。その他たくさんの友達のDJやアーティスト、関係者もみんな日本を憂いていて、どうなるのか気にかけています。ドイツでは最近福島第一原子力発電所事故のニュースをあまりやらなくなったこともあり、これはIAEAが日本に出かけていったタイミングと、ドイツで2020年に全ての原子力発電所施設及び、原子炉を廃炉にする決定をしたこと、2020年までに10%の節電をし、自然エネルギーへの全面政策変更が決定したタイミングと重なるのですが、彼らは今回の事故の影響でキャンセルの決断をしたことは日本のことを決して見捨てたわけでもなんでもなく、自分が背負う被爆や危険性のリスクを考えた上での決断なだけであり、誰もが考え、誰もが日常することをしたまでだと思います。それは人それぞれ違うのは当然であり、その決断は尊重されなければいけないと思っています。
今日本に行くということは、どれだけ被爆のリスクを減らせるかということであり、そのリスクをどれだけ背負えるかということでもあります。
大好きな国のひとつである日本が、今はあまりドイツでニュースをやらなくなったこともありますが、それでも今後の日本がどうなるのかという話をする機会は減りませんし、日本に行かないと決断した人なりのやりかたで、日本がどうなるのかを憂いていて気にかけて行動していることはここにお伝えしておきます。震災が起きたから助けにいくというようなことがもしできるのならば、本質的に助けられることとは何か、力を貸すことができるのはどういうことができるか、それぞれのやり方と考え方で行動していると強く感じます。彼らは行ける事なら日本にはいつでも行きたいと常々言います。たくさんの人が死んだことを考えると、とても日本でパーティーというような気分に今はなれない、大好きな国でもあるし、いつでも呼ばれれば行きたいけど、今はできないというMICHAEL/SOUL PHICTIONの言葉を僕も強く指示したいと思いました。


今日本にでかけていってDJやLIVE、パーティーをしている海外からのアーティストは彼ら自身はヒーローでもなんでもないということです。もちろん今日本を訪れることにより、そういった側面が浮かび上がって来るのは知っています。それを利用する人もいるかもしれません。こういう影響が出て来た原因は何か、起きている事に対してそれぞれがどういった事を思い行動するのか、それはそれぞれの自己判断になると思います。人によってはヒーローだと思う人もいますが、それに対して批判するつもりは全くありません。通常の状態に戻るには時間を要することでもあり、起きていることをしっかり理解し行動するまでです。


尚7月にCHAOSを開催することにした理由は、7月にCHAOSを再開することにより、たくさんの人からエネルギーをもらえるのではないか、いい音楽に囲まれ、いいバイブと共にいいパーティーにしたいと強く思っていることが一番の理由です。個人的な理由で日本に帰国することになったことや、震災後さまざまな状況、福島第一原子力発電所の状況がさまざまなところにもたらす影響を考えた時に、今年CHAOSを再開するのであれば、7月であろうが、9月であろうが、12月であろうが、これはもういつ再開しても変わらないのではないか、これらの状況がそれほどの好転をすることは考えにくいだろうと考えた事も理由のひとつです。


この続きはまた書きたいと思います。


今回札幌で初めてCHAOSを開催することになりました。札幌のみなさん、よろしくお願いします。